第1036回
■F.Kさん
からのQ(質問):中国が日本に牙を向く

私の歴史認識では
急速に経済成長した国は、
次の段階で前の経済大国に軍事的挑戦をして、
さらにその後経済的挑戦をしているように思えます。
かつて戦前に急成長した日本がアメリカに戦争を仕掛け、
戦後は経済戦争を仕掛けたようにです。
いずれ中国が日本に軍事的牙をむく日が必ず来ると信じています。
たぶん2015年くらいにそうなるんじゃないかと思うのですが、
どうでしょうか?

それとも日本を飛び越えて
アメリカに牙をむく可能性はあるのでしょうか?
中国株に投資をしていて
こんな事を信じているのは馬鹿みたいですが、
どうぞご意見を聞かせてください。


■QさんからのA(答え)

人間の歴史は極端に言うと戦争の歴史なんです。
戦争がどうして起るかと言うと、
相手の土地と相手の持っている宝物を
欲しがることから始まっています。
今日が昔より良くなったとすれば、
戦争をやって相手の物を取っても、
結局は得にならないということが
みんなにわかるようになったということです。

ですから、中国の経済が良くなったら日本に歯向かうだろう、
また、アメリカに歯向かうだろうという考え方は、
そういうことがないとは言えませんけど、
過去の物の考え方じゃないでしょうか。
21世紀は国を一つの単位とする物の考え方を
変えなきゃならない時代に来ています。
それをまた中国にやられると考えるのは、
私に言わせると
固定観念に縛られて物を考えているということです。
私なら、人類はもう少し知恵があるようになった
と考えたいですね。


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