第1012回
■まさにかずだねさんからのＱ（質問）：旅行の健康に対する効果

邱先生、大変ご無沙汰しております。
突然ですが、旅行の健康に対する効果についてお教えください。

先生の足元には全然及びませんが、私も旅行が好きで、
また仕事柄、世界中を飛び回っております。
先生は人生に対する旅行の位置づけとしてどの様にお考えですか？
よろしくご教授ください。

色んなところに行くとそれだけでも勉強になりますし、
健康にも良いような気がします。

■ＱさんからのＡ（答え）

私はおそらくよく旅行する人の一人だと思います。
人生そのものを旅行だと思っております。
ただ同じ旅行でも、私のように地球上を飛び回る旅行もあれば、
同じところで足踏みだけしている旅行もあります。
毎日、自分の家を出て電車に乗って、
何番目のつり革にぶら下がって、
また帰ってくる旅行をしている人もあれば、
もっと変化のあるところを見て回る方が面白いし、
少々ぐらい金がかかったって
それだけの値打ちはあると私は思って旅行しています。

知らないところを旅行するということは
見たことのないものを見、聞いたことのないことを聞き、
また、食べたことのないものを食べて、
という楽しみがあります。
ですから一生懸命仕事をやって、
多少でもお金があるようになりますと、人は旅行に出かけます。
着る物やら食べる物にお金を使うよりも
旅行する方が変化があっていいに決まっています。

経験してみるとすぐにわかることですけど、
お金がもったいないといって倹約するよりも、
旅行した分だけ得したなあ、という気分になります。
経験を積むほどにそれが身にしみるようになります。