第1005回
■巨場さん
からのQ(質問):中国の環境ビジネス

いつも楽しく拝見させて頂いています。
早速ですが、中国の環境ビジネスについてお尋ねします。

オリンピックや万博までのあと数年という今、
環境の改善は中国政府が
面子をかけて取り組まざるをえない課題だと思います。
そんな中、省エネを含め、日本の環境技は世界に引けをとらない、
むしろ誇れるものだと思います。
しかし国内だけでは、技術もそれまでで、
ローカルなものに終わってしまいます。
問題は、持てる技術をいかに新しい市場で活かすかだと思います。
がそこで、これからの中国での環境ビジネスにおける
何らかの考え方や情報をお持ちでしたら
お教え願いませんでしょうか。


■QさんからのA(答え)

中国だけでなく、経済がこれから発展するところでは
どこでも先進国に負けないだけ、環境問題というのはございます。
日本が他所より早く工業化がすすみ、環境が悪くなったために
他より早く環境処理の問題に手をつけなければならなかったのです。
その立場から後進国はなっとらん、というような考え方をしたり、
やれる仕事があるんじゃないか、と考えがちですが
環境の改善というのはお金のかかる仕事です。
どこの国でも企業が一番後回しにしますから、
最もやりにくい仕事の一つです。

政府が強権を発動しないと一歩も前へ進まない分野ですから、
あなたがそこへ割り込む余地はほとんど無い
とお考えになった方がいいんじゃないでしょうか。
他のことを考えた方が実現性があります。


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