第950回
■C
さんからのQ(質問):伝統工芸で生きる

わが国では伝統工芸を引き継ぐ人が少なくなっていますが、
将来、伝統工芸の仕事をして行くことで
生活していける可能性はあるでしょうか?


■QさんからのA(答え)

伝統工芸というのは
その時代の成金の人たちが喜んで買ってくれたおかげで
のちのちまで残っているもののことだと私は理解しています。
ですから昔から日本にある奴が伝統工芸じゃなくて
新しく作られているものの中で
歴史上に残るものが伝統工芸だと思います。

もちろん昔の人のやったことを
コツコツ繰り返すのが好きな人がいて、
またそれにお金を出してくれる人がいれば
商売としては成り立ちます。
それとは別にその時代時代に新しくつくったものが
その時代を代表する伝統工芸になるわけですから、
いつの時代にも必ずそうした
時代を代表したものはあると思います。
そういった意味では
そのうちにトヨタ自動車がつくった自動車が
日本の伝統工芸と言われる時が来てもおかしくないでしょう。

あまり固定した考え方で
狭い範囲で物を考えない方がいいんじゃないでしょうか。


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