■QさんからのA(答え)
学校を出てから上海へ中国語の勉強のために行く人が
最近は大体1年に1万人ぐらいいるようになりました。
そういう人たちが実はあなたと同じように
どうしようかと迷っています。
もし私が35歳だったら、
いま持っているマンションをどうしようかなんて、
そんなことを考えたりしません。
そういうことは忘れます。
何も無しからはじまるようなものですから、
この次どうやってやるかということだけ考えます。
自分の財産がどうなっているかなんて
私はこの歳になってもあまり考えていません。
どこにどんな貯金があるかも覚えていません。
次にやる仕事は何かという所に全勢力を注ぎます。
ただこの年になると、時々は少々整理をしなきゃ
子供たちが後で困るだろうというくらいのことは考えます。
でも、跡は野となれ山となれです。
それよりも次どうやって生きていくかという方が
大切だと思うんです。
あなたがマンションを買った徐家匯という所は
上海でも一番経済の発展して繁華街になっていて、
デパートも集中している所です。
したがってあなたが買ったマンションが9000元だったら、
もうすぐ多分倍以上の値段になると思います。
したがって自分がそこへ住まないんだったら、
家賃をもらっていればよろしいでしょう。
それを売ったからといって、
その金でまた何十倍にするなんて考える
友達の方がおかしいと思います。
何十倍にならないで全部なくなるということもあるんです。
だから、そのくらいのお金を自分の元手と考えるよりは、
その元手があってもなくてもやれるような
次のビジネスを考えた方がいいと思います。
マンションは持っている間に上がったり下がったりしますけど、
経済が全体として発展する時は高くなる方向なんです。
買ったマンションのことを次から次へと忘れてしまえば、
あなたはそのうちに大金持ちになります。
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