第868回
■餌のない太公望
さんからのQ(質問):魚が減っているのでは

邱先生は、お金を魚釣りに喩えて
魚の多いところへ釣り糸を垂らさなければ
釣れないとおっしゃいます。
私も同感ですが、
ただどうもその海に棲む魚自体が
総体として減少しているのではないのかな?
と思うようになってきています。

世界的なデフレ基調の中でお金と言う魚が減っているのは
一時的なことで今後、総数は増えていく傾向なのでしょうか?
お教え願います。


■QさんからのA(答え)

私はお金を魚釣りに例えてしゃべっておりますけど、
あなたは同じ魚のことだけ考えているわけです。
魚と言っても違う海に行ったら違う魚がいるんです。
あなたが名前を知らない魚もいるんです。
それも魚であることに間違いはありません。
どこの魚が増えてどこの魚が減ったからと言って、
同じ魚でないなんて心配する必要はありません。
食べたら吐いちゃう魚は駄目ですけど、
魚のいる所ならどこの魚でもよろしいんじゃないですか。

魚がいないと思うのは
自分の目に魚が見えなくなったということであって、
魚がいなくなったということじゃないんです。
年をとると、目の方がだんだんおかしくなる
と言うこともあるんですよ。


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