■QさんからのA(答え)
日本と中国、韓国のトラブルの種の一つは
靖国神社といわれておりますけども、
靖国神社になぜ参拝をするのかということについて、
日本の総理大臣がはっきりと説明したことは
いっぺんもございません。
日本人の考え方としては
日本を間違った方向に導いた人も
国のためを思ってやったんだから、
もっと大きな気持ちで受け入れてやっていいんじゃないか、
それよりも命令一本で動いて死んだ人たちに
自分たちは頭を下げにいくんだ
ということじゃないかと思います。
そういう意味では日本人の方が
善人も悪人もあまり区別しないところがあって、
それが別の国の人には理解しにくいということだと思います。
国情の違いということがありますが、
そのことについて総理も説明を避けていますから、
争いの種は未だに続いています。
じゃあ、日本の総理大臣が靖国神社に参拝しなければ
外国の人の気持ちは収まるけど、
日本人の気持ちは収まるのか、
と言うことになるとこれも問題です。
そういうトラブルが国際的な商売の取引にまで
影響するということになると
精神的な問題を利害打算で判断するという
割り切れない形になってしまいます。
それは日本の総理大臣が決着をつけるべきことです。
隣り同志がお互いに反感を持って生きていることは、
世界の歴史の中で珍しいことではありません。
ドイツとフランスが仲が悪いとか、
イスラエルとパレスチナが
毎日お互いに殺し合いをやっているというのに較べれば、
アジアはましな方だと思います。
すぐに解決できないことでも
世代が変われば新しい時代がはじまるんじゃないですか。
解決のできない人に解決をしろと迫るより、
もう少し時間をかけて
そんなことを氣にしない人の時代になるのを待ちましょう。
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