■QさんからのA(答え)
天災なんていうのは
いつ起るかわからないことを言います。
ベッドの側に救急袋を置いて備えていても、
忘れた頃になって起るのが天災です。
そういうことをいつも頭の中に入れて生活しろ
と言っても無理な話です。
交通事故に気を付けるといっても、
交通事故に遭う時は遭いますので、
そんなにうまい方法があるとは思えません。
この間の新潟地震の日は
ちょうど私が中国から帰ってきて、
車に乗って高速道路を走っている時でした。
いくら備えると言ったって
自分の家にいて備えるんだったら何とか出来ますけど、
前も後ろも車だった時に起ったら逃げようはありません。
逃げられるなら逃げるけど、
どうしようもなかったら死ぬよりほかありません。
私は天災で自分の家が潰れたら
それでメシが食えなくなるというのでは仕様がないから、
地方都市に自分の建物や別荘があって
万一東京で住めなくなったら
そこへ行けばいいという所を作ったこともあります。
それがいまは国際的なスケールになりましたので、
自分の家が北京にもあれば上海にもあります。
命が助かるというのが大前提です。
私はそんなに生に執着がありませんので、
安全対策に万全を期するより、
自分は運の強い方だから大丈夫だ
と自分に都合のいいように考えて生きています。
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