第743回
■ともたくさんからのQ(質問):子供の進学について

先生。
毎日、猛暑ですがお体に気をつけていつまでもお元気でいてください。
私は、現在小学4年の息子と二人暮らしをしています。
息子の進学についてのご相談なのですが、
日本の教育は、ゆとり教育という名のもとに
勉強時間、勉強の中身が少なくなってきている現在です。
雑誌などに先進国の中で日本の学力低下のことがのっていました。

先生のご子息様、ご令嬢様の勉強などは、
先生はどのようにご指導されていましたでしょうか?
中学受験については、先生はどうお考えでしょうか?
抽象的な質問で申し訳ございませんがどうぞよろしくおねがいします。


■QさんからのA(答え)

親としては子供の将来が心配ですから
親の心子知らずという言葉通り、余計な心配をします。
坂口安吾さんは「親があっても子は育つ」と
親というのは余計なことをやるものだが、
余計なことをやられても子供はちゃんとオトナになりますよ、
という意味の言葉を残しております。

私の経験では、
子供は親の思う通りにならないと考えた方がよろしいと思います。
親の思う通りになるのなら、どの子も東大を出て、
総理大臣か、大会社の社長になっていると思います。
そういうことは親の取り越し苦労というものです。
私の場合はお金のことで人に迷惑をかけないことと、
もうひとつはあそこの家の子供は礼儀知らずだな、
と人から言われないで済むようにすることの二つだけ
守ってくれればいいと思っております。
望みもしませんでしたが、誰一人東大は出ておりません。
それでもちゃんとメシは食っておりますから、
あまり取り越し苦労をされない方が自分のためだと思います。


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