第732回
■IさんからのQ(質問):日本食 ちゃんぽんについて

いつも楽しく拝見しております。
手厳しい「横着です」と斬って捨てる先生のお言葉は
むしろ爽快感すらあります。

日本食の話で、すし、ラーメン、焼肉、カレー、真打のとんかつ、
と出揃った感がありますが、なぜか、「ちゃんぽん」が出てきません。
豚骨スープに、見た目にも鮮やかな海鮮の具を乗せた「ちゃんぽん」は
おいしい日本食だと思います。
ちゃんぽん専門店は日本株式市場に上場していますから、
出店のノウハウはあると思います。

そこで、質問があります。
中国の人が聞いたときの語感として、
「ちゃんぽん」の響きは心地よいのでしょうか?
海鮮豚骨麺では、なにかいま一つのような気がします。
海鮮豚骨湯では麺なしです。
もし、中国語メニューにのせるなら、何がよいでしょうか?
中国の人にちゃんぽんは好まれるでしょうか?


■QさんからのA(答え)

おっしゃっている"ちゃんぽん"というのは、
長崎ちゃんぽんのことだと思いますけども、
ご存知のように、長崎料理そのものが元々中国から来たものなんです。
日本が鎖国をしていた間も、長崎だけは出島があって、
そこへオランダ人と中国人が来るのは許可されていました。
そこを通しておそらくカツレツや長崎ちゃんぽんが
出来上がっていったんじゃないかと思います。

ラーメンにしても元はといえば、
大正時代に日本に留学に来た中国人の学生の人たちが、
アルバイトで神田あたりで屋台をやって売ったものだと思います。
本格的に日本の国に普及するようになったのは、
戦争が終わって帰ってきた人たちが、
中国に居る時に覚えた拉麺を人の集まるところで出したら
定着したということだと思うんです。

トヨタやホンダも
もとはアメリカが作ったものをマネしてつくったものです。
それが今では立派に商売になってるんですから、
同じことが食べ物の世界で起こっても不思議ではありません。
自動車を作るのは、技術とお金が大変ですけど、
ちゃんぽんくらいなら簡単ですからお試しになったらいかがですか。


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