■QさんからのA(答え)
世の中には予想屋さんがいっぱいおります。
でも予想した人がみな金持ちになったかというと、
いつも予想してるだけで、
予想を数多くやるほど当たらなくなるものです。
私も株の話をやって、
世間から株の神様みたいに言われた時多くの人から
「邱先生ほどの人なら投資信託を個人でおこせば、
お金を出してくれる人がいくらでも集まります。
それをおやりになったらどうですか」
また
「予想屋新聞みたいな会報をやれば、
会員がいっぱい居るからいかがですか」
と散々勧められたこともあります。
でも、全部断りました。
相場は変わると言っても毎日変わるわけじゃありません。
2年か3年に一度、大きな潮の流れが変わります。
それなのに毎日毎日予想しなければいけないとなると、
予想すればするほど当たらなくなります。
たとえば国がこれだけお札を印刷すれば
インフレになるぞと誰でも思います。
でもいくら印刷しても、
土地が上がるぞと皆が思わなければ、札束は土地にはまわらなくて、
銀行に還流するだけです。
産業が上昇期に入って、
土地に対する需要が継続的にふえるのでなければ、
ふえたお金が土地には向かないのです。
ましてや歯ブラシが1本必要な人が
いくらでもできてくる歯ブラシを3本買うようなことは起こりません。
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