■QさんからのA(答え)
今色々と自分で考えられることの中で、
これが一番いんじゃないかということを、
私に質問していると思うんですけども、
置かれている立場があまりにも単純すぎて、
他のものが何も見えていないという感じを私は受けます。
農業は付加価値の低い商売の一つですけども、
しかし都会で働いていた人たちが、
もうこんな生活は飽き飽きしたと言って畑仕事を始める、
という逆の例も結構たくさんあります。
農作物だったら天気が収穫に影響することが起こりますけど、
不動産をやれば安泰かと言うと家賃をもらえない時もあるんです。
逆に家賃を払えなくなった人を追い出すだけでも一年も二年もかかって、
その間お金が入らなくて、銀行にお金も返せない、
そういうことだっていくらでも起こりえるんです。
ですから、どんな商売でも実際にやってみると、
ハタで見ているほど楽ではありません。
現に私も今、農業のことをいくつか考えてます。
但し付加価値の低い商売ですから、
人と同じことをやっててもしょうがない、
別のやり方がないかといつも考えております。
今あなたに必要なことは、どれがいいかということよりも、
いま自分のいる位置から少し離れることです。
田舎にいるんだったら都会へ出ればいいし、
農業がいやなら、ほかの商売をやって見ることです。
日本国内にいたら、こんなことしかできないと考えるなら、
よその国に行って
いままでやったことのないことをやって見ることです。
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