■QさんからのA(答え)
国際化の時代ですから、
これからはよその土地に自分の財産も持ったり銀行口座を持つのは、
決して不思議なことではありません。
しかし、全くやったことの無い人がただ頭の中で考えるのと、
実際にやるのとでは、色々と具体的なことで違いが生じます。
例えば、人民元で口座を持つといった場合に、
人民元はまだ完全に外国人に開放されていないので、
お金を引き出してよそへ動かす場合でも、
一日に幾らしか払い出せないという規制にひっかかります。
自由主義諸国に住んでいる私たちから見たら
不思議な制限がたくさんあるんです。
その点、香港はかなり自由で、
世界中の誰でも口座を開いてお金を預けることも出来ます。
また、香港から中国に投資をする場合は、
これも税法上の問題ですが、
中国で得た所得に対して香港は税金をかけません。
ですから、香港の口座に入ってきたお金に
もう一ぺん所得税をかけるということはありません。
日本の場合は、外国で得た稼ぎであっても、
それを総合所得税の対象にします。
国によって色々と違いがありますし、
また、個人がどこの国に所属してるかによっても違いますので、
そういうことをよく研究する必要があります。
口座を作ったらそれでいいということではありません。
実際にやってみないとわからないことが多いので、
色んな目に遭う事を覚悟して下さい。
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