第667回
■HTさんからのQ(質問):静観すべきでしょうか

証券会社の営業マンから聞いた話ですが、
アメリカが2004年に0.25%で4回、
2005年に0.5%で4回の金利引き上げし、
現行の1%から4%にするとのことです。
これにより、ハンセン指数は、
現状より20%近く下落するのではないかとのことです。

中国株式購入を考えてますが、
材料織り込むまでしばらく静観の方が良いでしょうか。
先生の見通しをぜひお願いします。


■QさんからのA(答え)

どうして証券会社のセールスマンの言うことを聞くのかわかりません。
証券会社のセールスマンがいろんなことを知っていて、
正しい判断をするんだったら、
いつまでも証券会社に勤めて安月給をもらっているわけないんです。
誰だってすぐ辞めて、お客さんのほうに回ります。
それをお客さんのタバコに火をつけるような
サービスまでやっているのを見れば、
彼らが何も知らないということがわかります。
そういう人にものを聞くということは
メクラがメクラにものを聞いているようなもので、
その結果、株が下がったからといって
「あんちきしょう」と思うのは間違いで、自分の頭を殴るべきです。

金利について言えば上がる可能性がないとは言えませんが、
証券会社がそんなことを知っているわけはないんです。
アメリカの大統領だって知らないのに
何で一セールスマンが知っているんですか?
ですから株をやる場合は、そういう人の言うことに惑わされないで、
自分で考えるということが大切です。
そういうニュースをできるだけ早く仕入れることも必要ですけど、
ニュースというのは毎日の波の高い低いみたいなもので、
潮の流れじゃないんです。
ですからそういう波の高い低いに
いちいち惑わされることはないんでありまして、
いま経済はどの方向に向かって流れているのか、
どの位置におればお金に巡り会えるのかを中心として
判断すればよろしいと思います。

それを人に聞いてやるんではなくて、
自分で考えて判断してやることに慣れることが必要です。
でもその間に失敗がたくさんありますので、
一回の失敗で腰砕けにならないように用心することは必要です。


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