■QさんからのA(答え)
私が健康のための注射をしに行ったのは、中国ではなくてスイスです。
スイスにアンチ・エイジングと言って、
なるべく年をとらない方法を研究している所があって、
その病院で注射を受けた人の中には、
チャーリー・チャップリンやグレタ・ガルボやチャーチル、
近い所ではレーガン元大統領もおります。
私は香港の人にそそのかされて、うちのかみさんと二人で行きましたが、
確か飛行機代も併せて、一人200万円ずつ使ったと記憶しています。
レマン湖のほとりにある病院ですけど、
日曜日に入院して土曜日までの間、色々な検査をされます。
木曜日に7本注射を刺されましたが、
注射をする前の日になってから、
私を誘った人が「痛いですよ」と言うので、
うちのかみさんが
「どうして初めに言わないの、聞いていたら来なかったのに」と、
ものすごく文句を言いました。
そう言っても、もうあとの祭りです。
翌日お医者さんが注射針をカートに載せてやってきて
「どちらから始めましょうか」と聞いたので、
私は「レディーファーストに決まっているでしょう」
と、かみさんから先にやってもらいました。
家内が実際に注射をしているのを見たら、大したことはなかったので、
こちらもやっと胸を撫で下ろしました。
この病院の特長は病気になって来るわけじゃありません。
また、お金をいっぱい払ってもらっていますので、
レストランはフランス料理の一流レストランのようで、
メニューも自分で選べるようになっています。
ですから病院に泊まっているというよりは、
レストランのついたホテルに泊まっている感じでした。
効果はどうかというと、毎年催促が来るんですけど、
また行こうかという気を起さない所を見ると
まあまあということでしょうか。
聞くところによれば、いま日本にもその病院の出張所があって、
そこで注射を打つか、
そこで受け付けてスイスに行くこともできるそうです。
それだけたくさん金を払ったら、
効いていると考えないと損だという心理が働きますから、
そのせいでいまも元気でおられるのかも知れません。
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