■QさんからのA(答え)
最近中国の経済成長が過熱化して、
政府の方で公定歩合の引き上げと、預金準備率の引き上げをやったので、
中国の株は暴落しております。
殊に鉄だとかアルミだとか石油化学製品だとか、
素材にあたる分野は過熱化して、
一番高くなった会社は
一昨年に比べて去年の利益が七倍というのもございます。
その反動が今来ております。
しかし、これで、中国の経済が不景気になるわけではございません。
株価にしてもここまで下がらなくてもいいじゃないかと思っています。
みんながそう思っているということは、
そのまま下がった値段で止まっているということではなくて、
また戻り足になるということでしょう。
今年の第二期で計上益が衰えないということが
しっかり数字で出てきたら株価は戻ると見ております。
したがって、過熱化したと言われる素材産業の方も
少なくとも供給が増えて需要を完全に消化してしまい、
値段が下がるというところに来ない限りは、
まだブームは続くと見ております。
今年も来年も勢いは少し弱まるとしても、
依然として高値圏内に留まると見ております。
そういう工場の稼働率から考えても、
また一般家庭の電力の消費から考えても、
当分の間、中国の電力事情は不足気味のまま解消されないでしょう。
電力株はいずれも高値にとどまっており、
今年も来年も高配当が続くと見ております。
ただ、株価はすでにかなり高い所にありますので、
それがまた上に行くかどうかは少々様子を見ないといけないと思います。
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