第619回 ■K.T.さんからのQ(質問):雑音に惑わされない方法
いつも楽しく拝見しています。 一年程前から中国株をはじめて、Qさんの存在を知りました。 それからはQさんの著書や"もしQ"の愛読者として Qさんの考え方など参考にさせて頂いてます。 でも私の性格が石橋を叩いても渡らないところがある為、 自分の考え方をもう少しシンプルに行動できるように 変えたいと思ってます。
そこでどうすれば雑音に惑わされずに物事に対して行動できるか、 コツがありましたら教えて下さい。
■QさんからのA(答え)
石橋を叩いても渡らないのが自分の性格だとお分かりなら、 株はおやりにならないほうがいいと思います。 株は危険の中に飛び込んで行くようなものですから。 その点私は石橋を叩く前に渡っております。 後から来た人が一生懸命石橋を叩いているのを見ると 笑みがこみあげてきます。
でもそういう性格の人に性格を直せと言っても無理でしょう。 そういう性格の人はそういう性格に向いた仕事を おやりになるに限ります。 人間は自分の特長を生かす方がやさしくて、 自分の欠点を直すのは難しいんです。 何をやっても心配な人は何もやらないのが一番です。 しかし、それじゃ気がすまないというなら、 杖も持たずに目を閉じて橋を走って渡って見て下さい。 どうもなかったら大丈夫だということがわかるし、 それで死んだらわからなくなっているから心配は要りません。