■QさんからのA(答え)
IT株に山っ気をおこすのはご自分の自由です。
アメリカにも日本にもIT株のブームがあったわけですから、
当然中国にもあるのではないか、
また中国でブームがおこれば、
人数の分だけ大変なことになるんじゃないかと誰でも考えると思います。
そのためにみんな山っ気をおこして、
コンピューター関係の事業や、あるいはソフトをやっている株を
一度は買うんですけど、その割には上がらないんですね。
そして利益もそんなには増えてないようです。
むしろいまは自動車の関係や輸出入と関係がある所が
売上が増えております。
ことに一番増えているのは素材産業、
つまり鉄やプラスチック、非鉄金属を作っている所です。
これは実は中国の生産事業がものすごい勢いで伸びていて
原料不足を起こしているんです。
おかげで値段も売上も倍になっているんです。
こんなことは日本の素材メーカーにとっても何十年ぶりのことです。
だからそんなブームはすぐに過ぎちゃうと思うかも知れませんが、
そう簡単には過ぎないかも知れません。
だから日本人の常識を破ることが起ると考えてよろしいと思います。
その中にあって電話はどういう立場になるのか、
インターネットはどういう形になるのかというのを
うまく当てればもちろん大儲けできるんですけど、
それが上手く当たらないんです。
大体自分が思うのと違う形になることが多くて、
「何でこんなことになるんだ」と頭を抱えることが多いんです。
そうならないとは私も断言できませんので、
ご自分でおやりになるのはよろしいんですけど、
一つの所にだけ注目するよりも、
中国全体はどういうスピードで
どういう業界がどういった走り方をするかということを
よく勉強されることをおすすめします。
成長株がたくさんありますので、分散投資をおすすめします。
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