■QさんからのA(答え)
これだけ情報の交流が増えると、
どうしても違う言葉との間の橋渡しという仕事が出てきます。
したがって翻訳のチャンスは多いし、
また、そういう仕事もあると思います。
しかし、翻訳というのは、生産をしているわけではなくて、
伝達をするための手段に過ぎませんから、
そのことが多くの報酬をもたらすと考えない方がいいと思います。
むしろ橋渡しをする仕事ですから手数料しかもらえません。
それ以外に知恵がないんだったら
それでも止むを得ないと思いますけど、
二つ以上の言葉を知っているのであれば、
むしろその橋渡しをすることによって
付加価値をもたらすような仕事の方に
力を入れた方がよろしいんじゃないでしょうか。
明治時代から今日まで通訳をやった人は一生通訳で、
大臣になった人は見たことがありません。
そういうような意味で、
そのギャランティーはいくらなのかということにこだわるよりも、
もう少し付加価値の多い仕事の方に目を向けて下さい。
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