■QさんからのA(答え)
私は日本は職人の国で、中国は商人の国という分け方をしましたが、
商人の国だって職人的な人はいるし、
職人の国だって商売上手な人はおります。
つまり大写しにして、どういう区別をするかという時
便宜上分けただけのことです。
その方がその国の人たちの気質を理解できるし、
全体の雰囲気がわかりやすいと思ったのです。
それをじゃあベトナム人はどうなのか、タイ人はどうなのかと
いちいちまた私に考えさせるのは
私がヒマすぎるとお考えだからでしょうか。
私がいま関心を持っているのは、
自分たちの力で富を作り出すことのできる国の人なのか、
それができない国の人なのかという分類です。
たとえばタイもベトナムも、
中国や日本に遅れて工業化の道を歩いています。
ですから、これらの国の人は
自分たちの力で富を作り出すことができると見ております。
反対にアフリカの国々だとか、回教徒の国々というのは、
毎日テレビを見ておわかりのように、
騒ぎ立てることには長けているけど、
豊かになる水準まで自分たちで辿り着けるかというと、
首を傾げたくなりますね。
したがって貧富の差を自分たちの力で解決することのできない国と
そうでない国との分類が大切なのではないでしょうか。
そういうアングルから見ると、
タイもベトナムも自分たちの努力で
自分たちを豊かにする能力を持っている国だと見ています。
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