■QさんからのA(答え)
化粧品屋というのは、不況の時代にも強い商売のひとつです。
景気不景気にかかわらず、男でも女でも
綺麗になりたいという願望があります。
それでいて、安い化粧品では安い分しか綺麗にならない、
高ければ高い分だけ綺麗になると錯覚しています。
本当はいくら高い化粧品を使っても
綺麗にならないというのが正解なんです。
でも、そういう心理が働くおかげで
化粧品は不景気の時でも高いものから売れていきます。
現にデパートを見てもわかるように
ひとつ5万円もする化粧品の方が飛ぶように売れて、
500円のものは売れ残っています。
とりわけ所得が増えるところでは、
化粧品は成長産業の中に数えられます。
ですから日本の化粧品会社が中国へ行って
新しいマーケットを開拓するチャンスはあります。
中国人は資生堂がどうなのか、カネボウやコーセーは
どの程度の会社なのかわかりませんので、
2流3流の会社でも、うちは日本で一番の会社だと
上手く売り込むことができたら大商売になる可能性があります。
というわけで2流3流の化粧品会社の出番ですよと私は言っております。
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