■QさんからのA(答え)
私の会社の者が、何十億も儲けたということにびっくり仰天されて、
もしかしたら自分もそういう目に遭う方法はないかと
お考えのようですけど、大体は遭えないと思って下さい。
そういうチャンスはめったにないし、
あったとしても、それだけの勇気はなかなか持てないのが普通です。
うちのスタッフは上海に私の仕事があって、
その責任者として行ったんですけど、
200万元(3000万円)のお金を持っていって、
6元の四川長虹という
中国一テレビをたくさん作っている会社の株を買ったんです。
ただしそれはA株で、外国人では買えない株ですが、
名義を借りてそれを買ったら、10倍の60元に上がったんです。
当時、その株は1年に資本金以上の儲けがあって
全額を投じたら、何と3000万円が3億円になったんです。
そして次にその3億で何を買ったかというと、
上海B株に耀皮ピルキントンという株がございます。
その株を前は2ドルぐらいしてたものが、
一頃B株が下がった時に、20セント以下まで下がったんです。
そこのところを2000万株買ったのですが
すべてが20セントではなくて、
アメリカの投信が4セントで投げたものも含まれています。
2000万株の内、200万株はたったの8万ドルで買っているのです。
それが2001年の春にものすごく値上がりをして、
1株1ドル20セントになりました。
一株につき平均1ドル儲かったので、
2000万株で2000万ドル儲かったことになります。
1ドル120円だとして、28億ではなくて24億円ですね。
その経過を見ますと、まず第一に、
業績のいい会社の株がまだみんなの気が付かないうちに
これは大丈夫だと考えて集中的に買ったこと。
もうひとつはもともといい株だったものが、
何らかの理由によってどんどん値下がりをして、
みんなが見放しているときに、集中的に投資をしたということです。
これは実際に起こったことですが、
でもこんなことのできる人は千人に一人もいないと思います。
そうは言っても自分もそうなろうなんて
ゆめゆめお考えにならないほうがいいと思います。
人生、着実にやるに限ります。
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