第445回
■S.S.さんからのQ(質問):こんな商品は売れませんか?

朝から晩まで時間に追われている今の世の中、
休日でもつい時計を気にしてしまう方も多いと思います。

ゆっくりと過ごす為にこんな商品は、いかがでしょうか
予めセットした時間の範囲内で、
本当の時間より少し遅く進む(早く進む)時計例えば、
毎週土曜の21時〜23時の2時間は、
時計は実際の時間より1時間位ゆっくり進み
(時計が、23時なら実際の時間は0時)深夜に実際の時間に戻る。
世の中色々変化しているのだから、時間も変えても良いと思います。
思いつきで恐縮ですが、
もしお時間が御座いましたらご感想頂ければ幸いです。
先生のさらなるご活躍と、御健康をお祈り申し上げます。


■QさんからのA(答え)

時計の時間を、自分たちの心理にうまく合わせるということを、
考えておられるようですけども、
元々時間というのは、
主観的な時間と客観的な時間というのがあるんです。
客観的な時間というのは「1時間が60分」というのであって、
その同じ1時間を、ものすごく長く感じる場合もあれば、
短く感じる場合もあります。
これが主観的な時間であります。
私は、自分の主観的な時間を短く感じるほど、
その人生はいい人生だといつも言っています。
人間は勝手なもので、好きな事をやっていれば
アッという間に時間は過ぎてしまうものなんです。

但し、好きなことは人によって違う訳ですから、
あなたが自分で思っていることが
人にも通用すると思うのは間違いです。
自分が、自分の時間を長く感じるか、
短く感じるかということですから、
これは他人に強制出来ないことです。
したがって、いい着想だとお考えかもしれませんけど、
自分にだけ通用する発想だとお考えになってください。


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