第436回
■信天さんからのQ(質問):失敗談が聞きたいです。

株をはじめてから、まだ1年も経っていませんが、
邱さんのおかげでなんとかプラスを保っております。

株で勝つには失敗も必要だと考えておりますが、
進んで失敗する気にはなれません(笑)。
そこで、一番ひどかった株の失敗談を教えてください。
できれば、なぜ失敗したのかと、
その後どう対処したのかも教えてください。

よろしくお願いします。


■QさんからのA(答え)

私が株で失敗した話をお聞きになりたいようですけど、
私の本には、ほとんど失敗したことばかり書いてあります。
成功するのには法則があるんですけど、
失敗するのは無数の可能性がありますので
書いても書いても書き切れないのではないでしょうか。

むしろどうやったらいっぺんやった失敗を
繰り返さないで済むかということが大切です。
私が見ておりますと
本当に株に向いていない人というものがあるんです。
高くなると買って、安くなるともうじっとしていられなくなって
投げ売りをする人が多いんです。
そうでない人もじーっと我慢して、
元値になったら売るということをやるわけですから、
兜町に出入りする人の中で10人のうち9人は
株で儲からないでしょうね。

それでも株をやるのは競馬と同じように
「もしかしたら」という気持ちがあるからでしょう。
大抵の人はよそで稼いだ金を持ってきて、
兜町の鎧橋の上から投げ捨てているんです。
その金で証券会社の大きなビルをできていると、
お考えになったらよろしいんじゃないでしょうか。
もしあなたはいまから勉強して幸いにも
10人の中の1人になれば
そのときにみなさんに失敗談の話をしてあげてください。


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