■QさんからのA(答え)
私がアジア中を飛び回って贅沢な食事をしていて、
健康に気を使っていないし、休養も取っていない
という印象をお持ちのようですけど、
まるでお医者さんのおっしゃるようなことをおっしゃるなあ、
と苦笑しています。
まずいメシを食べたら身体にいいと考えるのが先ず間違いです。
おいしいと思って食事をしっかり摂ることが
一番身体にいいと私は思っております。
私が見ている限りでは、
少ししか食べない人よりも、よく食べる人の方が長生きをしています。
張群さんという中国の有名な将軍が95,6歳の時に、
一緒に日本料理を食べに行ったことがありますけども、
お昼だというのにフルコースを始めから終わりまで
ペロリと食べてしまったのにはとても驚きました。
やっぱり「食欲のあるのが一番だなぁ」とつくづく思いました。
食欲のあるのは胃腸が丈夫だからです。
ではどうやったら食欲を維持出来るか、というと、
それは多分心がけて出来るものではないと思うんです。
世界で初めて心臓手術をやった
クリスチャン・バーナード先生を東京に呼んだ時に、
どうやったら健康で長生きができますかと聴衆の代わりに聞いたら、
先生は即座に「元気なお父さんとお母さんを選ぶことですよ」と
答えました。
身体に気をつける事よりも丈夫な身体をもっていることが大切です。
逆に一番身体に悪いのは事業に失敗することです。
事業に失敗しないこと、またふしあわせな目にあわないことが
元気で長生きのできる最大の秘訣じゃないでしょうか。
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