| ■QさんからのA(答え)  私は技術とお金を持って、お金持ちの人が外国に出稼ぎに行く時代だと言いました。
 いままではお金のない人が金を稼ぐために、
 裸一貫でよその土地へ行って稼ぐというのが当り前だったのですが、
 それが反対になってしまったのです。
 もちろん、人の行き来は双方向性のものですから、中国へ働きにいく日本人が増える一方で
 中国の人が日本とかアメリカに行って働くのも当然増える方向です。
 ただ稼ぎに行くだけでなく、留学にいく人も含めて
 おそらく1年間に10万人もの中国人が
 日本に来る時代になるだろうと言ったことがあります。
 いまはもう留学生だけでも10万人を超えて、
 今後はますます増えていくことになるでしょう。
 貧乏な国は金持ちの国の人が来てくれればお金も仕事も持ってきてくれるから歓迎なんですけど、
 金持ちの国の人は安い月給でも働く人が来ると
 その国の人の就職の邪魔になると考えて、
 いろいろと制限をしています。
 このアンバランスが今後ますます激化して、
 金持ちの国と、貧乏人の国のケンカは
 いま以上に絶えなくなると私は見ております。
 それでも、その流れを止めることはできません。
 その中で自分がどんな位置にいて
 どんな仕事ができるかということを考えるのが、
 これからの一人一人の個人の立場だと思っています。
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