第366回
■五右衛門さんからのQ(質問):人生はいつもスタート

いつも楽しく邱さんのHPを拝見させて頂いております。

邱さんは若い頃に絶望を感じたことはありますか?
私は、何をやっても出来るくせにそれで慢心していて、
ある時、そんな自分に絶望しました。
そのときには、体が弱くなっていました。
今までと同じ生活が出来なくなってました。
仕事上の失敗ではなく、自分の健康管理に失敗しました。
健康な人は無敵だと、これも慢心してました。

もちろん、いつも明るく楽しく心がけてます。
一人のときにしっかり休養をとるようにしてます。

今は、第二の人生(20代ながら)だと思い、
再出発の意味を込めて、たえずアンテナを張り巡らせています。
今度こそは慢心の為に素晴しいチャンスを逃さないようにと。

人生はいつもスタートです。
頑張りたいと思います。


■QさんからのA(答え)

私に絶望したことがあるかとお聞きのようですけど、
あなたはいかがですか。
あなたがもし絶望したことがあるとすれば私にもあります。
人生は静止した状態ではなくて、リズムの中を生きています。
毎日の生活にもリズムがあるし、必ず波があるものです。
それをどう感じるかどうかというだけのことであって、
世の中はみんな、波の中を漂っているようなものです。

波には波長もあれば周期もあります。
運の悪い時は右を向いても左を向いても
みんな駄目な話ばっかりになるんです。
でも反対に波に乗りはじめると
どうしてやることなすことこんなに上手く行くのかなという時も
人生を振り返ってみるとあるものです。

そうして見ると、調子の悪い時は自らを戒めて
どうやってうまくくぐり抜けるかということを考えるべきだし、
いい時は調子に乗り過ぎないように
自分にブレーキをかけるということも必要になります。
そういうことは、初めて経験する時はわからないものです。
やっているうちに自分が自覚を持って自然に対処することが
できるようになれば人生もベテランということになります。

あなたはまだ年も若いし、
これからは第2の人生なんて言っていますが、
まだひとつ目の人生もはじまっていないんじゃないですか。
物おじしないで、粘り強く生きて下さい。


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