■QさんからのA(答え)
国債の相場が値下がりするということは、
これだけたくさん国債が発行され、
またその利回りが安くなれば、当然相場の下落が起こると思います。
しかしこれがそのまま下落につながっていくのか
あるいは逆転するのかというのは、
経済一般の事情が影響しますので、断定するのは難しいと思います。
ただ安い利回りしかない国債の次に、
もっと利回りの良い国債発行されることがあれば、
安い利回りの国債は、もっと下落するということが起こります。
日本では他のどんな商売よりも、
国に貸している方が安心だということで、
それなりに国債の人気があると思うんです。
でもそういう投資は頭を使わない人のやることです。
お金をどうしていいかわからないけど
銀行に預けているよりはマシだということだと思うんです。
私なんかは自分の金を何十年も銀行に預けてきましたけど、
定期預金をやったことはほとんどありません。
どうしてかというと、銀行に預けてあるお金は
駅の一時預りと同じように預けているのであって、
いつ使うかわからないお金を
一時預けているだけだという考え方だからです。
いつそのお金を土地に買うのに使おうか、
株を買うのに使おうか、仕事をやるのに使おうかと考えていて、
しばらく遊んでいる間は、家に置いているよりは
銀行に預けた方が心配がないからということで置いているのです。
そうは言って何十年もそういう状態が続いているのですから、
本当はその間の利息をちゃんともらっていたら、
バカにならないお金になっていたんですね。
ですから私の考えが正しいとは言えないですけれども、
要は姿勢の問題ですね。
どういう姿勢で自分のお金を扱うかということだと思います。
そういうような意味では
銀行の利息は気にしないといまでも思っています。
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