第277回
■E.AさんからのQ(質問):社会人の勉強の取り組み

いつもたのしく読ませて頂いています。
ひとつ質問です。
社会人になってからいろんなことを
もっと若いころ勉強しておけばよかったと
後悔することが多々あります。
気づいたものや必要だなと思ったものについては,
「泥縄」ですが勉強するように心がけています。
しかし,理論や原理原則またはノウハウを勉強することが多く,
実際に役立つものにするには
相応の実践が必要だと痛感しています。
Qさんは社会人の勉強の取り組みについて
どうお考えでしょうか?お聞かせいただけたら幸いです。


■QさんからのA(答え)

人間誰しも頭で考えていることと、実際にやることは違います。
また理論的に正しくとも実際にやってみると食い違いが生じて、
なかなか思うように行かないということも起ります。
世の中のことは経験しないで机に向かって勉強から始めると、
どうしても理論だけが先にたって
仕事がうまく行かないということが起ります。
そういうことを防ぐためには、
なるべく現場で仕事をやるチャンスを捕らえて
自ら進んでやるということが大切だと思います。

たとえば、同じ経営の話をやるとしても、
学校を出て、そのまま大学に残ったとか、
研究所に入った人たちが考えることと、
私みたいに、自分で仕事をやり、
また仕事をやっている人たちのやっていることを実地に見て
対策を考えるのとでは大きな違いがございます。
私自身は現場主義を重んじますので、
自分の足で歩くことからはじめます。
ですから、机上の空論をやるよりも、
実地に仕事をやりながら
自分の理論を組み上げていくことをおすすめします。


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