第266回
■M.NさんからのQ(質問):発明によるロイヤリティー

今の様な不景気な時代、
個人も企業も生き残りをかけていろいろな努力をしていますが、
その中に発明によるロイヤリティーで
収入を得ようとしている人もたくさんいると思います。
そこで、各人の工業所有権取得済みの物に限り
Q先生に拝見して頂き、もし見込みがある様なものであれば、
適切な売り込み先をご紹介願えないものでしょうか?


■QさんからのA(答え)

世の中ものがたくさんあって
買う人よりも売る人のほうが多いということになれば
当然不景気になると思います。
不景気になっても売れるのは今までに無かったもの、
新商品ということになります。
新商品というものは考え出した人が
特許を取れる可能性がありますから
発明や特許というものはこれからの時代の
富の源泉のひとつであります。

今後、世界中が特許争いをすることになって、
今までひとの特許を無断拝借していた中国でも、
日本の電気会社に1年で何十億もの特許料を
払わなければならなくなっています。
時代は発明や特許でお金を生み出す方向に動くと思いますけど、
本当にお金になる特許というものは、
申請されるものの中でもほんの少ししかないんです。
金にもならないばかりでなく、何の役にも立たない発明がうんとあるんです。

あなたはうまく活用されていない特許に
目をつけておられるようですけど、
まあ千に一つのチャンスもないと思います。
私のところにもいろいろ持ち込まれて、
私がこれはいいんじゃないかと思ったものでも
なかなか上手くいかない事が多いですから、
なるべくそんな無駄なことに
時間をとられないほうがいいと思います。


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