第256回
■カブデリッチさんからのQ(質問):中国の福祉産業について

毎日HPを拝見し勉強させていただいております。
今回は、中国に於ける福祉産業の将来について
質問させていただきます。
今や時代は一層の少子高齢化に向けて進んでおり、
少ない若い人たちで多くの高齢者を背負って行かねばならず、
そのような金銭的な負担の問題に加え
福祉産業の充実が益々必要になってきております。
近隣の中国に目を向けましても、
従来からの1人っ子政策のため若い人が
どんどん少なくなってきております。
中国も他の国の例に漏れず、
今後福祉産業は成長が期待される分野であると思われますが、
先生いかがでしょうか?


■QさんからのA(答え)

中国では少子化と老齢化が進んで、
いずれ日本のようになることは間違いないと思います。
日本と同じように中国の工業化が進みますと
公害対策も次の中国での仕事じゃないかなと
考える人も多いと思います。
工業化も公害も必ず起こることですが、
日本を振り返ってみてもわかるように、
それらのことを皆が考えるようになるには
それだけの条件が整わないといけないんです。

日本人は公害については何度もひどい目にあっているので、
よその国の人より敏感です。
しかし台湾や韓国、そしてその後に続く中国は
日本のときよりももっと遅れて問題になっています。
まだ工業化も十分に進んでいないのに、
公害や福祉の心配をしてもしょうがありません。
ですから、そういったことを頭の中に置いて、
実際には今やれる仕事を考えるのがいいと思います。


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