第254回
■N・YさんからのQ(質問):中国でのコーヒー店舗について

拝啓

いつも大変面白く拝読させていただいております。

さて、今回の連載でコーヒーチェーン店を
中国市場で展開するお話が、ございました。

この話題には、個人的にとても興味を持っておりました。
と申しますのも、
先週中国でのコーヒーチェーン店舗展開の計画がある会社に
就職を希望して、ドトールコーヒーとタリーズコーヒーに
問い合わせを出したばかりだったからです。

結果、具体的に計画がないとのことで、
両社とも希望には添えないとのことでした。
しかし、台湾資本の上島珈琲の店舗展開の急拡大や
最近ではスターバックスの上海における盛況ぶりを見ると、
ますます中国における
コーヒーチェーン店の大発展の気配を感じます。
日本で起こったことが、中国でも少し遅れてやってくるという
先生のお言葉どうりのことが起り始めているようです。

つきましては、私自身で何とか
コーヒーチェーン店の展開ができないかと
考えておりましたところに、
今回の連載を拝読いたし、ご連絡いたした次第です。

もし、中国にてドトールのようなコーヒーチェーン店
(一杯のコーヒーを10元、150円で売るような店)の展開に
具体的な御計画のある企業
または投資をされてみたい方がおられましたら、
ご紹介いただけないかと存じております。

いきなりのメールで、大変失礼かと思いましたが、
中国での事業を通じ、中国の社会の発展に役立ちたく、
またこの事業の発展の潜在力を考えますと、
とりあえずご連絡だけでもと思い筆をとった次第です。


■QさんからのA(答え)

私が「もしもしQさんQさんよ」の中で
雲南省でコーヒー園をやりたいという話を書いたら
本当に毎日のように自分が行ってやりたいと
申し込みがありました。
たぶんこういう話はみなさんの夢を
かきたてるところがあるのでしょうね。

林真理子さんもほかのことには触れないで、
コーヒー園のことならよくわかりますと
手紙をくれたぐらいですから、
きっとあなたと同じ気持ちだったと思うんです。
この仕事はコーヒーを植えるところから始まって
最後は飲むところまであります。
そのプロセスの全部ができる人なんて先ずありません。
そのどこかのパートをやってもいいのですが、
コーヒーを植えるのも仕事なら、
コーヒー屋をやりたいという人もおれば、
それをチェーン展開したいと考える人もいます。
かと思えばそういう店にコーヒーを持っていって売る、
あるいは日本に輸入して売ると、いろんなことが考えられます。

いま、そういう色んなことをやってくれる人を集めて
何とかして形にしたいと思って計画を進めているところです。
これは10年計画ですね。
コーヒーは植えてから実がなるまで3年かかりますから
スケールの大きなものにしようと思ったら、
いまから植えて品質のいいものを増やして
10年ぐらい経ったら
その頃は中国もおそらくはかなり金持ちの国になっていて
15億の人がコーヒーを飲むようになっていると思います。

こんな話ならみなさん誰でも
うん、なるほどと思うでしょう。
ただのサラリーマンをやっていたのでは夢もないですけど、
こういう仕事ならどこから始めても面白いし、
もしかしたら自分はその中でどこかの部分を
受け持つことができるんじゃないかという気になります。

もう少し具体的になったらまた何回か
「もしもしQさんQさんよ」の中でお知らせしますから、
どうぞお楽しみに。


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