■QさんからのA(答え)
客家という言葉は中国語では、「ハッカ」と言います。
客家というのは読んで字のごとくその土地に昔からいる人でなく、
日本で言えば平家の落武者というようなものです。
昔統治階級だった者が追放されて
あちこちへ散らばって行ったのです。
小平や、シンガポールのリークァンユー、
台湾の李登輝さんも客家で、私の父親も客家です。
客家の一番多いところは中国では福建省と広東省です。
その落武者たちの子孫が流れ流れて台湾に行ったのが
私や李登輝さんの祖先ということになります。
福建省の厦門(アモン)から車で5、6時間行ったところに
客家の人たちの村があります。
村といってもぐるっと円く城のような形になっていて、
流れていった土地で散々攻撃されたりいじめられたりしたために
自衛策としてつくったものです。
いまは、観光の対象として人気を集めております。
私は客家の言葉も話せないんですけど、
実はこの間から行こうと思って計画していました。
そうしたら新型肺炎が流行してしまい、
延期になってしまいましたが、興味がおありだったら
ガイドブックの福建省や広東省のところを
ご覧になれば載っています。
何なら私が行く時にご一緒していただくのもご一興かと思います。
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