第178回
■桶屋3104さんからのＱ（質問）：身上書について

はじめまして。
桶屋3104と申します。
いつも邱先生の著書やＨＰを楽しみにさせていただいています。

私も「天職」希望者として、邱永漢アジア交流センター に
登録させていただきたいと思っておりますので、ご質問させてください。

履歴書と一緒に送付させていただく「身上書」というのは、
何か決まった形式があるのでしょうか？
「身上書」と聞くと、履歴書の２ページ目に付いているもの
（免許・資格とか家族構成などを記入するもの）か、
お見合いの時に書いていくものを連想してしまうのですが、
そういったものではなく、転職に際しての
「自己アピール文」という風に考えていいのでしょうか？

以上、よろしくお願いします。

■ＱさんからのＡ（答え）

私が転職欄というのを設けて
みなさんの就職の世話をしているのは、
インターネットがこういうことをやるのにふさわしい
情報の乗り物だと思っているからです。

しかし全ての人のお世話を出来るわけもございませんし、
お世話をしてもその人を採用してくれた会社を
満足させてくれるのか、逆に世話してあげたけど、
全然当てが外れたと失望するのかわかりません。
なかなか難しいことなんです。

ですから履歴書のほかに身上書を書いてもらっています。
身上書というのはノーマン・メイラーという人に
「僕自身の広告」という本がありますけど、
言ってみれば自分自身を売り込むための口上です。
皆さんとしても、少なくとも
私には売り込まなければいけないわけですから、
自分はどんな人間だということを
一枚か２枚の紙でわかるように書く必要があります。

どんな書き方でもよろしいんですが、
一番効果のある書き方はそれを読む人の心を
捕まえることの出来る書き方ということになります。
人は文なりと言いますから、どんなに上手く書いた積りでも、
そんなに容易に人はだませないものなのです。