第127回 邱永漢先生、スタッフのみなさん「もしQ」1000回突破おめでとうございます。 中国に行くといつも「足裏マッサージ」が、日本よりもっと気軽なものとして、生活者に受け入れられているように思われます。私も中国に行った時には、地元の知り合いに連れて行ってもらいます。店内は、いつも多くの人でにぎわっています。(男性客が多いですが…) 日本にも、"10分1000円"クイックマッサージなどがよくあります。私もよく行くのですが、中国で体験しているものと、サービス、技術等には、雲泥の差があるように思われます。(マッサージ師に聞くと、専門の学校で学び、資格を持っているのだそうです) 日本にも、本格的なマッサージ店はあるとは思いますが、「〜ビル〜F」と書かれたチラシをもらってもなかなか探してまでは、行こうという気にはなれません。 ●気軽に利用できる場所に店舗設置。 「スーパー銭湯」等の温泉施設→温泉に行くということはリラックスしに来ている。マッサージチェアだけの所が多い。 美容院→中国人留学生の友人に聞くと、中国では普通だそうです。美容師の友人も、ネイルアートやマッサージ等の複合的な美容院が流行っているらしいです。 老人ホームなどの施設に展開していけないものかと考えています。(自分が感じたり、友人・知り合いの意見ですが…また、私が京都在住なので他府県の状況を把握していない部分があります) ズブの素人には、手に余る話なのでしようか? 問題点として、人の確保のライン作り(学校等との提携が可能か)、ビザ等、まだまだあるのですが… それと、中国国内に「足裏マッサージ」が有名な場所、地域とかがあるのでしょうか?(中国の雑言志に北京の"天河良子"が世界のVIPが訪れると書いてありました)ビザが下りやすい場所、下りにくい場所というのもあるのでしょうか?留学生の友人がよく、福建・吉林省などは、下りにくいと言っています。 以上です。どうか、よろしくお願いします。 |
■QさんからのA(答え) 中国にしょっちゅう行っていると、現地で体験したことが日本でもやれるのではないかと考えがちです。足裏マッサージの商売を日本でもできないかと考えるのもそういうことでしょう。 足裏マッサージはすでに日本でも流行っていますが、ヘタクソなのが多いのも事実ですね。 それに比べると、中国にはもっと上手い人がたくさんいます。でも観光客が行くところには、いい加減な店もありますからご注意ください。 あなたはそれを商売にできたらと考えているのかもしれませんが、実は、中国から日本にマッサージ師を連れてくることはできないんです。なぜなら、まず入国の許可が難しい。もうひとつは、日本にはマッサージ師の法律があって、マッサージの専門学校を出た人でないと許可が下りないことになっています。 いま、日本のマッサージはスレスレのところでやっている商売のひとつですから、そんなに簡単にできる商売ではあります。 やっぱり、中国に行った時に上手なマッサージ師を見つけて、マッサージしてもらうほうが安全ですね。 |
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