| ■QさんからのA(答え) まえに、大阪の商売は相当ひどいなという話をしましたが、これは私個人が大阪に友達も多いし、
 出張で講演にもよく行くので、そのたびに感じていることです。
  大阪の商売が悪くなったのは、大阪の人がポーっとしているからではありません。
 大阪でいくら商売をやっても
 お金が儲からなくなったということです。
 お金が儲からなくなったのは、商売をやっていても、
 付加価値が出てこなくなったからです。
 つまり、付加価値そのものが
 大阪からよそへと移ってしまったので、
 いくらがんばっても金が儲からなくなったのです。
 すると商売を辞めてしまうか、
 がんばっている人でも頭が痛くなってしまいます。
 商売というものは、
 付加価値がないところでいくらがんばってもだめなのです。
 ですからどこに付加価値があるのかという
 チャンスのあとを追いかけて、そっちへ行くことです。
 さしあたり金の儲かる仕事がどこにあるかというところに
 焦点をあてて一生懸命探がすことです。
  大阪ではチャンスがなくなってしまいましたけど、むかし大阪と付き合いがあった上海に行きますと、
 むかし大阪で金が儲かったのと同じ条件がころがっています。
 魚の通らないところで魚釣りをするか、
 魚のいるところで魚釣りをするかという事になりますが、
 自分が釣竿をたれているところを中心に物を考えないで下さい。
 
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