| ■QさんからのA(答え) 旅行にご一緒されるという話ですけども、おやりになってる仕事が半導体と関係があると、
 どうしても自国の状態はどうなるかということに一番目が行くと思います。
 日本は中国より経済の発展が少し早かったので、パソコンを始めとして、半導体関係の導入も当然早く、
 大きい電気メーカーがパーツの類をつくって、
 アメリカに輸出して貿易摩擦を起すようあこともありました。
 でも、最近では中国がその道を歩むようになったし、
 アメリカのメーカーの進出もありますが、
 一番多いのは何と言っても台湾からの進出です。
 台湾の人は早くからアメリカに留学し、殆どの人がパソコンや半導体の勉強をしたので、
 台湾に帰ってからコンピュータのパーツ・メーカーをはじめたら、
 あッという間に台湾がシリコンアイランドになってしまいました。
 それでも賃上げがどんどん進んでコスト高になると、
 コスト高が我慢できなくなり、生産業の大半が中国に移っています。
 と同時に、中国自身もパソコンの普及が物凄い勢いで進んでおります。
 例えば、おそらく数で言えば携帯電話だけでも
 日本なんかをとっくに追い越してしまっています。
 中国は人口が多いですから当然のことなんですけども、
 そんな意味でこれから中国は
 今までのオールド・エコノミーが開発されるのと並行して、
 先端産業のところも進むと考えた方がいいと思います。
 よくコンピュータは英語圏から始まったから英語が分からんと不利だと言いますけど、
 私は人口が決定すると見ております。
 13億人の人がコンピュータをいじくるようになったら、
 2億人で使ってるよりもずっとコンピュータが発展するはずであります。
 そんな意味では、今まだスタートの時点にありますけども、
 中国のコンピュータ産業は物凄い勢いで発展すると見ております。
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