| ■ QさんからのA(答え) 私は自分の贔屓にしている店にばかり行かないで、少なくとも3回に1回は、
 行ったこともないような店に行くというルールを守っています。
 いつも贔屓にしている店に行くと、
 待遇も良いしよく知ってますから、
 めちゃくちゃな勘定をふっかけられることもないという
 安心感はあるんですけど、
 その代わり、食べ物の世界がどういう具合に変わっているかを
 知るチャンスがなくなってしまいます。
 いつも同じところにいて同じ世界を見ているよりは、
 知らない世界を違うところから見る方がいいと思います。
 では、どうやってそういうお店を選ぶかというと、原則があって選ぶわけではありません。
 友達に連れて行かれることもあれば、
 店の前を通って「このお店、ちょっと面白そうだな」
 と思って入るということもあります。
 うまくいかなかった時に不愉快な思いをするのではないかと言いますけど、
 不愉快な思いをするのは、そのお店に関する限りは一回だけなんです。
 だからいつも不愉快な思いをしているわけではございません。
 時には思ってもいなかったいいお店にぶつかって、
 それからそこを贔屓にするようになることもございます。
 贔屓といっても今度はそのお店ばかりに行くわけではございません。
 贔屓にしている店にまわってもらうけれど
 3回に1回行ったことのないルールは守っています。
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