第26回
■ NさんからのQ(質問)

Qさん、はじめまして。東京都在住の37歳、専業主婦です。
HP開設おめでとうございます。
毎日読むところがまたひとつ増えてとても嬉しく思っています。

相談というか質問なのですが、
「日本はなぜ諸外国へ大金を援助しなくてはならないのか」という事です。
日本では失業率も高くなり、毎年3万人もが自殺しているような状態なのに
何億も援助するより国内の整備をするべきではないのかと思うのです。

毎年援助する金額が決まっているということなのでしょうか。
周りのいろんな人に聞いてみたのですが、
今ひとつはっきりした返事がもらえません。
私の勉強不足であることはわかっているのですが、
わかりやすく解説していただけるといいなぁと思ってメールしてみました。
趣旨とは離れているかもしれませんが、よろしくお願いします。


■ QさんからのA(答え)

Nさんへ、お答えします。

日本はODAをはじめいろんな海外援助をしてますけど、
この景気の悪い中で何もそんなことやらなくとも、
自分たちの国の景気振興に力を入れたほうがいいじゃないかと、
心情的には多くの日本人が考えてます。

でも日本はアメリカと肩を並べる金持ちの国になったのです。
国の中でもお金をいっぱい持っている人のほうが
税金をたくさん払っているのは
どうしてだかわかりますか。
金持ちの国になった以上、自分もその中の一人ですけど、
メシも食えないような国の手伝いをしなきゃならないのです。
これはいま世界中で皆がお互いに付き合っている中での
「常識」なんですね。

したがって、金持ちの国は、お祭りの時の奉加帳と同じように
分相応にたくさん金を出さなきゃいけないということなんです。
ただ、そういう場合でも、
ホントに有効にそのお金が使われているかということを
チェックする必要はあります。
日本人は自分たちがよその国よりも金持ちだという意識は
あまりお持ちになっていないと思いますが、
世界のお金のランクから言えば、1位、2位のところにいるんですね。
お祭りの時に大きな会社の社長さんが少ししか出さんかったら
あなただって気分が悪いでしょ。
グローバル化時代の金持ちの国に対する税金だと考えて下さい。


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