|  第538回会津蕎麦と会津ラーメン
 学生を連れて研究室のゼミ合宿に行ってきた。場所は会津高原「たかつえ」。
 ここに、大学のセミナーハウスがあって、大変安く宿泊できる。
 建屋は鉄筋の5階建てでまだ綺麗で、露天風呂もある。
 欠点は、公共交通機関では行きにくいこと。自家用車で大学キャンパスのある東大宮から、
 道路が凍結していないシーズンでも3時間くらいかかる。
 そして、もう一つ欠点。
 それは、夕食がもの凄い品数と量で
 格別旨いというわけでもない、
 まともに残さず食べたら、
 学生と一緒に肥満体型になってしまいそうだし、
 途中で残すことになる。
 ということで、今回の夕食は外食することになった。近隣は蕎麦の産地で、ちょうど蕎麦畑には蕎麦の白い花が満開。
 綺麗な白い絨毯のようだ。
 これを見ると我々の栃木の畑が今頃どうなっているか
 気になってしょうがない。
 そんなこともあり、
 最初の日の夕食は蕎麦屋に行くことになった。
 学生の研究発表を終えてから、
 近くの「十割そば」と大きく看板に書いてある
 蕎麦屋を訪問した。
 総勢21名がいちどきに行くと、料理の用意も大変ということで、
 事前に電話で注文しておいた。
 小上がりのテーブルがいっぱいになる。
 蕎麦屋といってもお品書きの半分は定食。ここでは「天せいろ」を注文。
 今回は運転手が何人かいるので、酒類はなし。
 蕎麦の味、香りはまあまあだが、
 打ち方がスムースではなく、太い麺と細い麺が混じっている。
 これは、手打ちの証と喜ぶ客もいるかも知れないが、
 麺の太さが違えば
 茹で時間が当然違うものが混在することになる。
 手打ちであっても、麺の太さは一定に打つのが本当のプロだ。
 翌日は、午前がテニス、午後がサッカー。
 テニスは10年ぶり、サッカーは学生時代以来だ。
 わざわざこのためにサッカーシューズを新調してきた。
 しかし、やはり最近の運動不足がたたって身体が動かない。
 相当な筋肉痛になってしまった。
 その日のランチは近くのラーメンも蕎麦もある定食屋を訪問。山菜ラーメンを食べたが、
 意外といっては失礼だが、出汁が自然でなかなか旨い。
 蕎麦の甘汁をベースとして、
 ちょっと脂分を加えているようなのだが、
 久しぶりに自然な昔の味のラーメンで、
 しかも、化学調味料が入っていないものを食べられた。
 今回のゼミ合宿は普通の田舎の観光地の定食屋によったが、たまには、いいかも知れない。
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