“蕎麦屋酒”の著者がプロ顔負けの美味探求

第429回
牛のさまざまな部位を使った創作料理

サシの入った高級和牛のステーキはどうも苦手だ。
脂の旨みは最初の一口は感じるのだが、
食べ進むうちに飽きてくる。
その点赤身の脂の少ない肉のほうが好きだが、
臓物にはヒレ、ロースをはるかに超える旨みを感じる。
そこで、東京で臓物を美味しく食べられる料理屋がないかと
昔から探していた。

そんなおりに、飲み友達から、
赤坂に和牛の色々な部位、それも、大動脈のあたりなど、
普通の店では出さないものを、
適切な料理をして提供する店があると聴いて、小躍りした。
早速一緒に食べに行こうと約束する。
早速、一緒に食べて愉しくなる仲間を誘うことにする。

まずは、銀座「バードランド」の和田さん、
それに、人形町「今半」の高岡さんを誘う。
さらに、グルメライターが本業のようになっている
レコード会社のマッキー牧本さんも来ることになった。
当日になって、いいだしっぺの友人が熱で脱落。
結局4名だけの濃いメンバーで集まることになった。

赤坂の三筋通りの路地を入った分かりにくい場所にその店はある。
店名は「和牛料理 さんだ」。
入ると左側に数名のカウンター、
そして2階に座敷がある小さい店だった。
カウンター前で待っていると、
定刻前に高岡さん、牧本さんが合流。
牧本さんはすでに数回来店したことがあるという。
和田さんが少し遅れて登場。
なんでも、私が紹介したライターの取材を受けていて
遅れたとのこと。

和田さんは、私に誘われてこの店の存在を知ったらしいが、
すぐに調べたのか、
その日発売の週間現代に「さんだ」の紹介があると持ってきた。
しかも、同じ号に高岡さんの店である「今半」も紹介されている。
早速生ビールで乾杯して、和牛を愉しむコースがスタートした。
我々の目の前に焼き台があり、
和田さんの意見や、肉に対する高岡さんの意見が愉しみだ。


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2006年4月20日(木)

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