|  第135回ドメーヌラモネ
 「白ワインで始まり、白ワイン」で終わるという言葉がある。赤ワインに比べて、
 白ワインは初心者が飲みやすいということと、
 ワインも極めてくると白ワインに戻るということを言っている。
 しっかりと造った白ワインは
 銘醸赤ワインをしのぐ深い味わいがあるものだ。
 その、いい白ワインの代表的なドメーヌとして、シャサーニュモンラッシェのドメーヌラモネがあげられる。
 ブルゴーニュのピュリニーモンラッシェや
 シャサーニュモンラッシェは白葡萄である
 シャルドネの名産地であり、高品質の白ワインを醸している。
 そんななかで、ラモネはエチエンヌ・ソゼと並ぶ
 真面目で高品質なワインの造り手として知られている。
 白ワインが主体であるが、
 シャサ−ニュモンラッシェの赤ワインも僅かに造っている。
 ラモネは以前から好きで飲んではいたが、それぞれのランクの白ワインの比較を一度に行おうと、
 垂直テイスティングの会を開催したことがある。
 場所は新大久保の料理店で、
 自然食をシンプルに調理した味は
 ラモネの白ワインとよく合う。
 2002年の春、十名ほどのワイン好きを集めて、ラモネのテイスティング会は開始された。
 多分、ラモネを最初に日本に紹介したと思われる、
 インポーターの田口朝市さんもゲストに呼び、
 ラモネとの出会いなどの話を肴にもする。
 集めたワインは、ブルゴーニュアリゴテ99
 シャサーニュモンラッシェ98
 シャサーニュモンラッシェ1級リュショット99
 ピュリニーモンラッシェ1級シャンカネ99
 バタールモンラッシェ特級97
 モンラッシェ特級99
 次回に続く… |