第175回
やる気のツボ

40kgの重量を背中にかついで
スクワットを10回。
というのと、壁を支えにして何も持たずに
自重だけで片足ずつのスクワットを50回。
それを朝夕と二回で計100回。
というのを比べると、
1度に筋肉に効かせるパワーとしては
前者の方に軍配が上がりますが
数字から見れば10回よりも100回!
と言った方がなんだか「やったな」
という達成感がありますよね。

また軽負荷・高回数でも
やらないよりは比べものにならないくらい
効果はからだに植え付けられます。
立派な施設などなくても
手軽に取り組める方法がわかっていれば
思い立った時すぐに行う事ができます。

そしてからだづくりにかかせないのは睡眠。
なぜなら成長ホルモンは睡眠によって
分泌が促されるからです。
その働きはからだの抵抗力をアップ、
傷などの治りが早くなる、
組織の修復、健や靭帯の調子を良好にするなど
まさにからだづくりに直結しています。
なので軽負荷の運動を眠る前に行う事は
筋肉作りに有効な事なのです。

少しずつ、わずかでもからだを動かしておくと
気持ちが安定して、自信につながっていきます。
この心理的な自信というのはとても大切で
それが“運動をする”だけにととどまらず
スポーツを見る、読む、支える、語る、
といった方向に転換されて
心が豊かで元気になるような興味が
ふくらんでいくように思います。

人はいつでも“同じテンション”
というわけにはいかない生き物。
常に“やらなくちゃ!”と追い込むことなく
心とからだ両面から興味を持つことで
からだを動かす事への継続性を高めていきましょう。

明日はつまんでからだをチェックする方。
からだが悲鳴をあげていないか
からだの声を聞いてみましょう。


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