第155回
アーチを描く
あなたの足の裏。
なめらかなアーチが描かれていますか?
常に地面に触れている部分だけに
なにかとお手入れが怠りがちになりますが
このアーチがあるかないかで
からだのバランスや内臓に与える影響は何かと大きいようです。
足の裏のアーチは全部で3つ。
カカトから内側と外側に向う“縦”に走るアーチと、
親指から小指にかけて伸びる“横”のアーチです。
また、3つの靭帯がカカトの骨と指先に近い骨へとつながっていて
足にかかる重さや衝撃を吸収する
クッションのような役割をしてくれています。
足の裏がまっすぐな状態・・・
いわゆる“偏平足”はこの靭帯が
ゆるんだことで起こります。
「足裏面積が広くなってバランスがよいのでは?」
という考えもありますが、
クッション部分が無くなっているので
からだは直に衝撃を受けて、疲れやすかったり
膝や腰といった関節への負担が大きくなったりして
からだ全体の不調やゆがみにつながる可能性があります。
先天性・後天性とありますがほとんどは後者。
「歩く時に足の裏や足首をしっかり使えていない」
と感じている人は要チェック。
また、足に合っていない靴ももちろんNG!
「うわぁ足裏まっすぐ!」という人は
こんな方法で再生可能ですからぜひお試しを。
1.まずはタオルを用意。
横に広げたタオルのヘリに片足の指先をかけて
タオルを手前にたぐりよせます。
逆足も同様に、2〜3回繰り返します。
2.壁側に向かって立ち、
手で壁に触れてからだのバランスをとりながら
カカトのアップ・ダウンを10〜20回。
なるべくカカトの可動域を大きくしましょう。
慣れてきたら階段を使うのも一つの手。
さらに効いてきますよ!
ご紹介した動きはなにも足裏のアーチ再生ばかりでなく、
足首の引き締めやフクラハギのラインを
きれいにする効果もあります。
目線からははるか遠くにある足の裏。
キレイなアーチで長いお付き合いをしていきましょう。
明日は足裏ついでにリフレクソロジー(反射療法)について。
60もの反射区がある足の裏はやはり偉大! |