第37回
貧血の時は自己輸血

私たちだれもが持っている血液。 
体重1kgあたり80mlの血液量があると推定されています。
血液が体内を一回りするのに約23秒。
1分間に4リットルの血液が
からだ中をめぐっています。

「出血多量」
という言葉を耳にすることがありますが、
一気に1/3以上失うと命が危なくなるのです。
そんな危険がせまった時にはまず輸血。
通常は腕から・・・というイメージですが、
ある力士はあまりにも血管が埋まっている為、
手の指から入れたとか!
なにがなんでも血液の損失は避けねばならないほど
とても大切なものなのです。

ケガをして血が止まらなくなった時、
止血の方法は様々ですが一番簡単なのは、
患部を高くすること、そして冷やすこと。

貧血で顔が蒼白くなったり
めまいや冷や汗が出てきた場合は
自己輸血をしましょう。
立ったままユックリと状態を前にたおして
頭を下へ、腕もダラ〜ンと下げます。
こうするだけで、4〜500ccの血液が頭に降りてくれます。

およその血液量はこんな計算で出せます。
男性=体重×8% 女性=体重×7%
例)50kgの女性なら、 50×70=3,500cc


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