第35回
からだのか・な・め 腰!
次に痛める機会が多いのは腰!
これはスポーツ関係者のみならず
一般の方々にも多く見られ、
一生のうち約80%の人が経験するといわれています。
私も学生時代に何度が立てなくなった経験があるので
あの辛さは身にしみています!
“腰痛”といっても症状は様々。
大きく分けると次の4つになります。
1、骨に異常があるもの(脊椎分離症、脊椎すべり症、圧迫骨折)
2、軟骨に異常があるもの(椎間板ヘルニア)
3、筋肉・靭帯に異常があるもの(腰部捻挫、腰痛症)
4、内臓からの反射性腰痛(胃潰瘍、結石、腫瘍)
*参考文献:「健康運動指導者のためのフィットネス基礎理論
(改訂版)」 著者:小沢治夫 西端 泉
発 行:(社)日本エアロビックフィットネス協会
普段から腰に違和感や、弱さを感じている方は
特に運動する前は入念に、人一倍、
ウォーミングアップ(準備運動)をすることが大切です。
腰の筋肉を伸ばすために一番安全なやり方は
まず寝転がってあお向けになり、
両ひざを立てます。
ゆっくりとヒザを胸の方へ持ち上げ
ヒザのうら側に両手をそれぞれそえます。
息を吸って、吐きながらゆっくりと
ヒザを胸の方へ引き寄せます。
(15秒ほどキープしてゆるめる、を2〜3回)
“伸ばす”というと腰を反ることと
思っている人もいるようですが、逆ですね。
ただ、「反ると気持ちがいい」と
感じる場合であればそれでもOKでしょう。
動かす日が決まっているようであれば
その日に向けて、腹筋・背筋運動を1日10回
行うだけでもずい分と腰への影響は軽減されるはず。
とにかく疲れをためないように、
痛みがでたら無理をせずからだを休めてあげましょう。 |