第19回
ロンドンバスの車掌と運転手

こんな研究結果が報告されています。
ロンドンでバスの車掌と運転手の労働差を比較。
ここから、バスの中を歩き回る事が多い車掌と
座っている事がほとんどの運転手の
心臓病を発症する割合を調べました。
結果は1,43倍で運転手の勝ち!
あまり嬉しい勝利ではありませんが、
これはからだを動かさないと病気にかかる率が
残念ながら高くなってしまうという確実性を
さらに高めることになりました。

では次に、「じゃぁどんな事をすればいいの?!」
となってきます。
運転手の方のように、座りっぱなしが多い人には
やはり“有酸素運動”ですね。
(「またか!」という声が聞こえてきそうですが)

からだを動かす(階段・はや歩き・水泳・マラソン等)
とハァハァと呼吸が早くなります。
早く呼吸を行うことにより、
大量の酸素を取り込みます。
その酸素は、脂肪をエネルギーとして消費し、
血中脂質は低下して、コレステロールのひっつきを防ぎ
循環器系(つまり心臓)の病気を予防するのに
おおいに役立ってくれるのです。

からだを動かす事が苦痛でない方はいいですが、
中には“わざわざ着替えておまけに汗かいて、
荷物は重いしめんどうくさくていやぁー!”
という方もおられるでしょう。
疲れてしまって、その後何もする気がおこらないとも…。
が!運動の効果はなにも内臓系だけではなく、
精神的にだって大変大きなお土産を
私たちに与えてくれるのです!


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