第8回
フローズン(凍った)ショルダー(肩)?!

「凍った肩」...
そう、勘が鋭い方はもうおわかりかもしれませんが、
これ、四十肩・五十肩のことを英語でこう言うのです。
立っていようが、座っていようがおかまいなしに使われる腕。
そのため、肩の関節は年中無休のフル回転をしています。
もちろんかけがえのないものなのですが、
使う年月が長くなるにつれ、「大事に使ってくれー」という
声を痛みとして発してくれるのです。
キャッチしましょう、その声を。こういう時こそからだと対話のチャンスです。

まず一つめ。
体側にそれぞれ両肘を軽く曲げて(息を吸う)、
そこからゆっくり胸の筋肉を縮めて、腕を胸の前で交差。
背中を丸めて肩甲骨の間をグーッと広げます
(息をゆっくり吐きながら“天使の羽”の要領で!*第7回を参照)。
今度はそこからゆっくり肘を背中で引き合わせるイメージで
胸をグーッと張ります。
(息を吸って、そのままの状態で一度吐くと効果的です)。
3〜4回、繰り返しましょう。
いずれも耳と肩の間をひろげましょうね。

二つめ。
体側から右手の指先は右肩に、左側も同様に添えます。
そのまま後ろに4〜5回、
肘で弧を描くようなイメージで回します。
前にも同様に回しましょう。
ポイントは、
指先が肩から離れないように、そして
腕を動かすというよりも、“肩甲骨を動かす”という意識で、
最後に痛みがある時は無理せずゆっくり行うとより効果的です。
呼吸は止めないように自然呼吸としましょう。

肩関節は、股関節やヒザ関節と違って
関節面のすり減りや骨が壊れる事はほとんどありません。
痛みが強い時は別ですが、楽に感じてきたら
少しずつでも“肩甲骨”を動かして、
ソフト(やわらかい)ショルダーを目指し、
2年後にはらくらくショルダーを手に入れましょう!


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