第7回
あなたにもある天使の羽!
天使の羽ですって?
そう天使の羽です。今日のストレッチは
この羽が肩甲骨の内側からニュッ!
と生えてくる様なイメージでやってみると
より高度なストレッチテクニックを得ることができます。
イスにすわったままでもできますので
どうぞそのまま引き続きお読みになってください。
伸ばす部分は肩甲骨の内側部分。そこに意識をもっていきましょう。
ここが伸びてくると同じ姿勢のとりすぎからくる
背中の不快感が緩和されてスッキリしますよ。
まず左手を右モモの外側にそえます。
そえる位置はヒザの近くでもよし、
ももの中心の位置でもよし、それぞれ心地の良い部分にします。
そして、ここからがポイントです。
決して左手でモモをつかみ、ひっぱってはいけませんよ。
左側の肩甲骨の内側から天使の羽がニューッと
生えてくるような意識をしながらグーッと後ろへ
背中を丸めます。フーッと息を吐きながら…オヘソを背骨に…
そして前回と同様、肩は下げます。10〜15秒キープしましょう。
左手はいわば引っ掛けフックの働きをし、
肩甲骨側は後方へ動かすことにより、筋肉をひっぱります。
右側も同様に行ってみましょう。
私たちがからだ(筋肉)を伸ばす時、
ただ単に引く方向のみに身を任せるだけだと
伸ばす範囲にも限界があります。
限られた関節可動域内で、どれだけ広範囲にわたる筋肉を伸ばすかで
ストレッチ効果の有効性が変わってくるのです。
コツは自分の中で引き合う、“体内綱引き”とでもいいましょうか。
自分の中で、自分の意識で筋肉を引っ張り合う…。
最初は難しく感じるかもしれませんが、
繰り返し行いからだが慣れてくれば、あらっ不思議。
引っ掛けフックが無くても、“体内綱引き”操作ができちゃいます。
これができるようになると、姿勢の改善や
日々の生活で筋肉を使える(新陳代謝のいい!)からだになってくるでしょう。
う〜む…奥深い。 |