第14回
易筋経とは

今週は易筋経について説明します。

これまで紹介してきた
「五禽戯」と「八段錦」の二功法が
医療系の導引法だとしたら、
「易筋経(いきんけい)」功法は
武術系の導引法であると思います。

「易筋経」の創成期や創始者については、
いまだ研究中で統一見解はみられず、
中国でもいくつかの推論や諸説があります。

「易筋経」のその記載文によれば、
仏教を中国に伝えて禅宗を創立した
達磨祖師から伝授され始めたもので、
少林寺で少林寺武術内容の一つとして
代々伝えられてきました。

その後、明の時代頃から
民間人へも流布され始めました。
これまでに易筋経を練習してきた民間人の数が、
どのくらいになるのかもわかりませんし、
易筋経の練習方法も多種多様になってきています。


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